おすすめレストラン – お値段控えめ編(ドゥブロヴニク旧市街)

海も山も近いドゥブロヴニクには、美味しいものがいっぱい。ただ、クロアチア 1 物価が高いと言われるだけあって、レストランでちゃんと食事すると、日本よりも食費がかかってしまうこともしばしば。

そこで今回は、レストランでしっかり食事を楽しむ…のではなく、簡単に済ませたい時や小腹を満たしたい時などに役立つ、お財布に優しいお食事どころをご紹介します!

もうちょっと出してもいいので、食事を楽しみたい!という時にはこちらもご覧ください。


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Image credit: James G. Milles via Flickr

メア・クルパ: Mea Culpa

各国ガイドブックに、ほぼもれなく載っているピッツェリア。かなり前からあるので、味がどうとかそういう域を超え、ある種定番といえる存在になっています。

ここ数年でどんどんお店が広がっており、今ではもともとの店舗の 3 倍くらいになったのではないでしょうか。テラス席が人気ですが、中に入る場合は、古い方がおすすめ。アンティーク家具で統一されていて、なかなか雰囲気あります。

ピッツァは巨大なので、日本人だと 1 人 1 枚食べきれない人が多いかも。安定感のある家庭的な味で、とても美味しいという方と、普通という方にわかれるようです。どちらかというとイタリアよりは英語圏の人に人気がありそうな味。
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バーガー・タイガー: Burger Tiger

地元の友達おすすめの、ストラドゥン(プラツァ通り)からすぐの路地裏にあるバーガー屋さん。

こちら、ドゥブロヴニクの人は「ファーストフード」と呼びますが、日本だったら「グルメバーガー」のカテゴリになるのではないかと思います。注文してから作ってくれるので、作り置きのような速さはありません。ただ、過度に待たされることもまずありません。アメリカンな雰囲気の内装で地元の若者率が高く、クラブ系の音楽が大音量で流れています。

バーガーはお肉の味がしっかりしていて、特別ではないですが当たり前に美味しい。ポテトがちょっと変わった形で、縦に二つ折り(端っこをみると「く」の字)になったような形(後述の Tutto Bene も同じポテト)。ゴロッとしたポテトに目がない方にはやや物足りないかも。ただしその分バーガーにボリュームがあるのでご心配なく。バーガーの他にラップやサイドも充実しています。

そして、ここがありがたいのが深夜まで、そしてシーズンオフも営業していること!ちょっとうっかりして深夜 11 時くらいになってくると、ドゥブロヴニク旧市街で開いているのはバーとクラブのみ。そういったところでは、食べ物はおつまみ程度しかない。バーガー・タイガーはそんな時の強い味方です。この前聞いたところでは、少なくともシーズン中は 2:00 AM までやっているそうです。

ありがとう、Burger Tiger。
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トゥット・ベーネ: Tutto Bene

新しい今風なファーストフードのお店。ピッツァスライス、バーガー、ラップ、サンドウィッチ、ケバブなどのお持ち帰りが主体で、店内には小さなテーブルが 3 つのみ。ピッツァスライスは店内に入らず、外のお持ち帰りカウンターで買うこともできます。普通に美味しいです。

なお、全体的にボリュームたっぷりですが、特にケバブがすごい。日本で見かけるピタパンに具を挟むタイプではなく、アメリカのブリトーのようなものが四角いアルミフォイルの入れ物にドン!と入っていて、持った瞬間ずっしりきます。とてつもなくお腹が空いていて、今すぐお腹いっぱいになりたい時におすすめ。

完全に個人的な意見ですが、サンドウィッチやピッツァスライスなどで、さっと気軽にご飯を済ませたい時の定番は、Zagreb だと Dubravica、Split なら Bobis、Dubrovnik だと Tutto Bene なのかなと思います(Dubravica とBobis はベーカリー。Dubravica が一番おいしいと思います。Tutto Bene も悪くないです)。Tutto Bene はテーブル数の多いお店が Lapad の郵便局の近くにもあります。こちらはだいぶ今風でポップな感じです。
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オリヴァ・ピッツェリア: Oliva Pizzeria

聖ヴラホ教会の裏手にあるピッツェリア。いい意味で飾らない、素朴で家庭的な雰囲気があります。立地が非常によく、聖ヴラホ教会の裏というか横というかにあって、歩き疲れてとにかく休みたい時などに重宝します。ピッツァも普通においしいですし。パスタもありますがピッツァの方がおすすめ。

なお、こちらのピッツェリア、お店の裏側(?)の窓がお持ち帰り用のカウンターになっています。ピッツァスライスをパッと買っていくことができるので、「疲れたからお部屋で簡単にご飯をすませたい」という時重宝します。お持ち帰りのピッツァとしては非常によい出来です!

ピッツァスライスのサイズは大きめなので、1 枚でもじゅうぶんお腹いっぱいになると思います。
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バルバ: Barba

内装が可愛い!こちらもドゥブロヴニクの方は「ファーストフード」と呼びますが、注文してから一つずつ手作りしてくれるので、日本では「ファーストフード」というカテゴリには入らなさそう。普通のレストランと同じくらい時間はかかります。カウンター+バースツールのこじゃれたご飯カフェ、と思うとちょうどいいのではないでしょうか。

タコ、エビのバーガー、サーディンや牡蠣のフライ、生牡蠣、サラダ、ピッツァなど、どれもとてもおいしいです。地元の友達によると、普段食べなれたシーフードをちょっと変わった形でおいしく食べられる、ということで地元の若者にも人気があるそうです。

ちなみに牡蠣は生食が中心のドゥブロヴニクで牡蠣フライを出すお店は希少価値高し。生食用のストンの牡蠣を貝から外してからっと揚げ、貝殻に乗せて出してくれます。生牡蠣と牡蠣フライ両方食べて違いを味わってもいいかも。

さて、話は変わりましてこちらのお店、店名にもなっているスプリットの地ビール(ペールエール)、Barba(バルバ)を置いています。ご訪問の際はぜひお試しを。軽い飲み口、柑橘っぽいフルーティーな後味で飲みやすいビールです。

バルバは時々行くので、別記事で詳しく書いてあります。別記事はこちらです → 【レビュー】バルバ: Barba
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ファーストフード・プレシャ: Fast Food Preša

「ファーストフード」と銘打っていますが、作り置きはしていないので、日本的感覚だとファーストフードではないかもしれません。朝から晩まで営業しており、お値段はかなり控えめなので、なにかと便利です。

こちら、世界で一番背が高いグループのクロアチア人の皆さんが満足できる盛りっぷり。日本の感覚で注文すると食べきれなくなる可能性ありです。サイドメニューやアペタイザーがメインメニューくらいの大きさ、バーガーは、食べている人の顔が隠れて見えなくなるサイズ。はらぺこさんには強い味方。

お味の方はこれといって特別なところはありませんが、定食屋さん的な安定の美味しさです。個人的には、バルカン半島で広く食されている、皮なしソーセージというかミニハンバーグというか、そういう類の食べ物、チェヴァピ(Ćevapi、正式にはチェヴァプチチ(Ćevapčići))がおすすめ。塩気がきつめ。付け合わせでもらえるオレンジ色の(というか朱肉の色っぽい)ソース、アイヴァル(Ajvar)をしっかりつけて食べると、マイルドになっておいしいです。

また、量が多いのを逆手にとって、美食が続いて少し調整したい時など、ここでサラダのみを食べて食事とするのもあり。十分食事になります。
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ドゥブロヴニク旧市街ピレ門外のサンドイッチ屋さん: 忘れずに聞く日がくるまで名前不明!笑

ピレ門から旧市街を出て、そのままラパド半島の方向に(ピレ門を背にして、海が左手にくる方向)坂を登っていくと、ちょっとあがったところに、左手に小さなサンドイッチスタンドがあります。

Sendvić Bar(センドヴィッチ・バー、響きから察していただけたとおり、サンドイッチ・バー)と書いてありますので、もしかしたらこれが店名なのかもしれません。これを書くまで考えたことがなかったですが…。

こちら、サンドイッチは作り置きが置いてあってすぐに変えます。利用者は地元の人が圧倒的に多く、お値段も格安。

しかし、サンドイッチは…ごめんなさい、正直かなり微妙です。おすすめはこちらもチェヴァピ。チェヴァピは下手なレストランより美味しい。地元の若い友だちのお昼の定番です。

できたて、アッツアツのチェヴァピはアルミホイルにくるまれてそのまま出されます。そのあたりも庶民感満載でたまらない。

なお、ここは英語がちゃんと通じるかどうかよくわかりません。通じなかったら「チェヴァピ モリム(チェヴァピ プリーズ)」で!サイズは「ヴェリキ(大、チェヴァピの本数が多い)」と「マリ(小)」があったような気がします。野菜はどれを入れるか聞かれます。全部だったら「スヴェ」で OK。ちなみに筆者は「luk i ajvar(ルク イ アイヴァル、玉ねぎとアイヴァル)」一択。

英語つきメニューもあるので、指差し+モリム でもだいたい大丈夫(なはず)。

お店の中に、一人か二人ギチギチにつまれば座れるくらいの小さいカウンター、外に立ち食いできるテーブルがあります。が、買って、そのまま海に降りて、ビーチあたりで食べるのがおすすめ。

ちなみに、ロヴリェナツ要塞の見える港に、地元民率の高いカフェ Caffe Bar The Kop があります。こちら、食べ物を持ち込んでも何も言われないので、こちらでビールやらコーヒーやらを頼んで、チェヴァピは持ち込んで食べるということもよくやっています。
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