ドゥブロヴニクは、さすがヨーロッパ有数の観光地だけあって、街中にレストランがあります。目の前に広がる美しいアドリア海からのとれたてシーフードは特に美味しいものが多いので、思いっきり味わってください。
この記事では、ドゥブロヴニクでも特に格式が高い(値段も)、ドゥブロヴニクを訪れる世界各国の VIP にも愛されるレストランをご紹介します。
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プロト: Proto
旧市街のシロカ通り沿いにあり、アクセス至便。ストラドゥン(プラツァ通り)からシロカ通りを眺めると、すぐそこでパリッとした制服のサーバーがキビキビ動き回っているのですぐにわかります。
こちらは1886 年から営業している老舗。格式の高いレストランとしても知られており、多くのセレブリティが訪れます。
古くは「王冠を賭けた恋」で知られる英国のエドワード 8 世とウォリス・シンプソンもこちらで食事をしたのだとか。
食材にもこだわりがあり、アドリア海からのとれたてシーフードだけでなく、野菜も、地元で作られたオーガニックの野菜を使用。ワインもいいものが揃っています。
サービスは時期によってバラつきがある気がします。
ハイシーズンにはとにかく大混雑になるので、食事がでるまでにも時間がかかり、ケアのレベルも下がります。さほどの混雑がない場合は格式に見合ったサービスが受けられます。
サーバーとコミュニケーションをしっかりとると、オススメの調理法なども懇切丁寧に教えてくれるので、遠慮せずにどんどん質問してみてください。
シーズン中のディナーは予約しておいたほうがいいです。
特に人気のある 2 階のテラス席でのお食事を希望する場合は予約必須。
お値段については、前菜で 100 Kn 〜 200 Kn くらい。
ただ、ボリューム満点で味もよいので、雰囲気や格式込みの体験への投資としてはおすすめ。
味のみをベースにコストパフォーマンスを考えるのであれば、同様に美味しくてお財布にずっと優しいところを探す方がよいと思います。
日本語メニュー&日本語サイトあり。
ちょっと訳が面白いことになっていますが、内容を理解するには十分な内容です。
ただし日本語ができる店員さんはいません。
ナウティカ: Nautika
ピレ門の外、ロヴリェナツ要塞を臨むテラス部分にあります。ここ自体が絶景スポット。ラグジュアリートラベルに特化した権威ある旅行雑誌、Conde Nast Traveler の「世界で最もロマンチックレストラン」特集で堂々 6 位に輝いたことのある Nautika。デートにおすすめです!
こちらはドゥブロヴニクを訪れる各国の VIP にも人気があり、日本でいうと、秋篠宮様ご夫婦も、ドゥブロヴニクにおいでの際にお越しになったそうです。
混雑する場合があるので、ディナータイム、特にシーズン中は予約が望ましい。特にテラス席など人気の席を希望する場合は予約必須。Nautika のサイトで予約することもできます(※英語)。
サービスは細かいところまで目の届いていると定評があります。キビキビしていてフレンドリーな感じがとてもよいです。お値段はお高めですが、眺め、味、サービスどれをとっても申し分ありません。ワインも一緒にすると、予算は日本円で 1 万円弱くらいからのスタートになるかと思いますが、十分価値があると思います。なお、トリュフのパスタがとても美味しいです。トリュフたっぷり。
レストラン 360°: Restaurant 360
旧港に面した城壁の一部がこのレストラン。プロチェ門を入ってすぐのところに入り口があります。レストラン自体が絶景スポット。360 は、クロアチア、またはダルマチアの伝統というよりは、ヨーロッパの流行の方を強く意識していることが感じられるレストランです。
上記 2 件と違って、今風のかっこよさを求めるなら 360。デート向きです。大人っぽい素敵な格好で、雰囲気まで含めて思いっきり楽しんでください。基本的に予約推奨(特にハイシーズン)です。
サービスについては、立地や建物、雰囲気、お料理にふさわしいレベルのサービスが期待できます。気配りはしっかりしながらも邪魔にならない程よいラインで快適。なんというか、世界のどこにいるかを問わず、いわゆる「高級レストラン」に行くときに期待する感じ。
なお、こちらドゥブロヴニクで一番高いと言われていますが、飲み物も含めて、1 万円 〜くらいを想定するといいかと(何を飲むかにもよりますが)。ワインはクロアチアだけでなく、世界のメジャーどころが一通り揃っています。
ドゥブロヴニクを訪れるセレブにも人気のあるレストランで、ビヨンセと Jay-Z も結婚前にドゥブロヴニクに来た際、こちらを訪れたそうです。
スタラ・ロザ: Stara Loza
Prijeko Palace(プリェコ・パレス)併設のレストラン。伝統的なレシピを現代風にアレンジした、ひねりのあるメニューが揃っています。洗練された今のクロアチア料理を味わいたいなら、こちらはおすすめ。ポーションも(クロアチアとしては)小ぶりで上品なので、日本の方にはほどよく満足できるくらいの適量なのではないでしょうか。
店名の「Stara Loza」はクロアチア語で「年季の入った蔓(Old Vine)」という意味で、その名に恥じない素晴らしいワインリストを揃えています。
プリェコ沿いのレストランの中でも一際ラグジュアリー感があり、特に階上のテラス席は眺めもよく気持ちがよいです。料理もプレゼンテーションもスタイリッシュ。お味の方は、モダンでオリジナリティがある分、好みが分かれるかもしれません。新しい味に出会うのが好きな方、シェフの個性のきいたレシピで冒険するのが好きな方は楽しめると思います。サービスはハイレベルで安定感あり。
レストラン・クラリサ: Restaurant Klarisa
ピレ門を入った右手、オノフリオの噴水の奥に、13 世紀の建造当時は聖クレア女子修道院だった建物があります。ナポレオン統治時代に女子修道院は廃止され、現在は複数の目的で使用されていて、レストラン・クラリサもその一つ。
お料理はマグロのグリル、タコのサラダ、シュカンピ(テナガエビ)のブザラなど、ダルマチア地方らしいメニューと、リブアイステーキなどオーソドックスなメニューが揃っていて、丁寧につくられている印象。ワインもダルマチア、イストリアなどのクロアチアワインを始め、世界のメジャーどころを広くおさえています。シェフは 5 つ星レストランで修行した後、クルーズシップのシェフとして世界を旅した経歴を持っている方だそうです。
こちら、建物がとにかく美しい!中庭の席は特に、建物の美しさを心ゆくまで満喫しながらゆっくりと気分よくお食事ができ、おすすめ。
最近では、撮影のためボスニア・ヘルツェゴビナ滞在中のイタリアの至宝、モニカ・ベルッチが撮影の合間をぬってこちらを訪問。スタッフの方との撮影にも快く応じてくれたそうです。