ドゥブロヴニクで公共交通機関といえばローカル路線バス。
リベルタス・ドゥブロヴニク( Libertas Dubrovnik )という会社により、朝 5 時ごろから深夜まで 10 分 〜 30 分程度の間隔で運行されていて、とても便利です。
ドゥブロヴニク市内は 1 度の乗車で 15 Kn(乗車前に売店でチケットを購入した場合は 13 Kn)、市外へ行く路線は距離によって値段が異なります。
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ドゥブロヴニク市内路線の運賃とバスチケット
バスチケットはバス停近くのキオスク(TISAK)または Libertas の売店で購入します。
乗車時に現金で運転手さんに支払うこともできますが、チケットを事前購入できる場合はそちらをお勧めします。
運転手さんから買うと、乗車代は 15 クーナで、現金のみ。
高額紙幣などは断られることがあります。
キオスクなどでバスチケットを買うと、お値段は 13 クーナ。
バス内のチケットリーダーを通してから 1 時間有効で、その 1 時間の間は、バスを乗り換えても、用事を済ませ、元いた場所に戻ってくる時も、チケットを買い直す必要はありません。
1 日有効の Day Pass もあり、こちらは 30 クーナです。
バスチケットの買い方
売店に行き、「Can I get a bus ticket?」というと、だいたいの場合そのまま 13 Kn のチケットを出してくれます。
一日乗車券が欲しい場合は、「Can I get a one-day bus ticket?」「Can I get a day pass for the bus?」などといえば OK です。
バス内で運転手さんに料金を払う場合は、乗り込んでそのまま 15 Kn 渡せばよいです。
現金のみで、高額紙幣は使えない可能性が高いです。
そういえば、ドゥブロヴニクの友人で、ほんのちょびっとだけ日本語がわかる人がバスに乗ったら、日本人の女性が「バス料金は 13 クーナのはずだ!」と強く主張して、バスの運転手さんと揉めていたことがあったそうです。
あまり英語が上手でなかったのか、「運転手に払う時は 15 クーナなんですよ」というのが理解できていないようだった、と言っていました。
結局、埒が明かなかったので、この友人が差額の 2 クーナを代わりに払ってあげたらしい。
「運転手が 2 クーナ多く請求したと思ったみたい。たった 2 クーナで法律違反するなんてありえないのにね〜」と友人は笑っていましたが、同じ日本人としてはちょっと肩身が狭い気持ちになりました。
ということで、大事なので繰り返します。
- チケットをキオスクで事前購入 → 13 クーナ
- バスに乗って運転手さんに払う → 15 クーナ
ちなみに、クロアチアだと、お勘定がキリの悪い数字だと、端数を切り上げて小銭のお釣りがでない金額にして払うのはごく一般的な行為です。
そのため、2 クーナくらいなら、特に深く考えもせず、あたりまえに多めに払って気にならないくらいなんじゃないかと思います。
そのくらいの金額なので、わざわざこれをだまし取ろうという人はあんまりいないような…。
なお、こういうサイトを作っておいて言うのもなんですが、ガイドブックの情報は、全てが正確だとは限りませんし、古い情報が混じっていることもあります。
もし、現地に行ってみてガイドブックと違うことがあったら、現地の人、状況の方を信じるべきなのか、ガイドブックを信じるべきなのか、冷静に状況を判断する必要があるかもしれません!
乗車・下車方法
バスは前乗り、後ろ降り(*前からも降りられますが、混雑時は後ろから降りるようと言われることも)が基本。
運転席の横にカードリーダーがあるので、チケットがある時はそちらに差し込んで読み取らせます。
チケットは回収されないので、差し込んだらそのまま抜いて自分で取っておきます。
終点ではなく、途中のバス停で下車する場合は、日本のバスと同様、座席近くのブザーを鳴らして知らせ、止めてもらいます。
自分が降りるバス停がよくわからない場合は、運転手さんに、目的地についたら教えてくれるよう頼んでおくといいです。
と聞けば OK!
運転手さんにこれを頼んだ時は、できるだけ、運転手さん付近に席をとりましょう。
その場に着いてもチラ見、小声くらいの微妙な合図しか出してこない運転手さんもいるので、遠くにいるとわからないことがけっこうあり、油断ならないからです。
運転手さんの微妙すぎる合図(もの言いたげにチラ見だけ、とか)で乗り過ごしを何度か経験した筆者はもう諦めて、スマホで時々地図をチェックして、目的地近くになったらブザーを押す方法に切り替えました。
なんだかんだでこれが一番ですね。
時刻表と路線図
時刻表と路線図は、運行会社 リベルタス・ドゥブロヴニクの公式ページに掲載されています。
先に路線図を見て路線番号を確認し、それから時刻表をみると時刻表が読み解けます。
日本もそうですが、バス停の名前だけだと何がなんだか全然わかりませんからね。
リベルタスはアプリもだしているので、ご自分が使っているストアで販売されていたら、それをダウンロードしておくと便利です。