クロアチアだけでなく、ヨーロッパの食通の間でもよく知られているストンの牡蠣。
1 年を通して楽しめる美味ですが、旬を迎える 3 月には、生産地であるストン&マリストン、そして近場の大消費地であるドゥブロヴニクで牡蠣祭りが開催されます。
この期間はドゥブロヴニク、およびストン、マリストンのレストランでも牡蠣をテーマにした特別メニューなどを用意していたりするので、牡蠣好きの皆さん、思いっきり堪能してください!
iStock. by Getty Images ポートフォリオ:Mari_mjx
Instagram Profile:@marimjx
ストンの牡蠣
クロアチアで「牡蠣」というとまず名前が挙がるのが「ストン」。
実際に養殖が行われているのは、ストンと城壁で連結されたマリストン(「小さいストン」という意味)という小さな集落ですが、「ストンの牡蠣」として、クロアチアのみならず世界の食通によく知られています。
こちらの牡蠣は、希少価値が高く、マガキの数倍の値段で提供される高級品、ブロン種(Ostrea edulis、ヨーロッパ平ガキ)。
これをリーズナブルなお値段でお腹いっぱい食べられるというのは、まさに産地ならではの至福の体験です。
ストン&マリストン 牡蠣の日: Dani malostonske kamenice
ストン&マリストンでは、3 月 19 日、聖ジョセフの日あたりに、牡蠣祭りを開催します。
年によって内容や開催場所に多少の違いはありますが、おおよそ、マリストンのウォーターフロントあたりで週末、土日を中心に行われます。
牡蠣とワインを中心に地元産の山の幸、海の幸が提供されるほか、ダルマチアの伝統的な音楽やダンスのパフォーマンス、ちょっとしたゲームなどが行われます。
牡蠣やムール貝の生産家による自慢の牡蠣、ムール貝のプレゼンテーションやレクチャーなどもあり、いかにも地元のお祭りという素朴な感じがたまりません。詳細については、ストン観光局のページでアナウンスが行われます。
ドゥブロヴニクの牡蠣祭り: Festa od Kamenica
ストンで行われる牡蠣の日と前後して、ドゥブロヴニクでも牡蠣祭りが開かれます。
こちらでも、マリストンから牡蠣生産者が大量の牡蠣と共にやってきて、ルジャ広場で素朴な牡蠣祭りが開かれます。
2016 年の牡蠣祭りの際のお値段は、なんと、牡蠣 1 つ 5 Kn(70 〜 80 円くらい)、ペリエシャツ半島のワインがグラスで 10 Kn。
3 月で観光客はまだ少ないので、地元の人が多く、そんなには混雑しません。
この時期にドゥブロヴニクにいる方は超ラッキー。ぜひ参加して、旬の牡蠣をご堪能ください。