ドゥブロヴニクでは、毎年 7 月 10 日 〜 8 月 25 日の実に 45 日にわたり、クロアチア有数の一大芸術祭、ドゥブロヴニク・サマーフェスティバルが開催されます。
ドゥブロヴニクの誇る中世の街並、建築を舞台に、数十にも及ぶコンサート、演劇、オペラ、バレエ、民族舞踊などが一斉に展開される様はまさに圧巻。
ヨーロッパを中心に、世界中から名高いアーティスト、そして観光客が集まる、夏のドゥブロヴニクの一大イベントです。
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ドゥブロヴニク・サマー・フェスティバルとは
1950 年代から始まった、歴史あるドゥブロヴニク サマーフェスティバル。
中世の雰囲気がそのまま残る歴史的な街並と、その時、その瞬間に生み出される、音楽や演劇のような生きた芸術を調和させ、芸術としてさらなる昇華を目指す、ユニークでクリエイティブな芸術の祭典です。
そして、ドゥブロヴニクには、こういった試みを実現する舞台がふんだんにあります。
例えば、ロヴリイェナツ要塞やレヴェリン要塞、スポンザ宮殿など、そのものを見るためだけに足を運ぶ価値のある建築物の数々。
さらに、総督邸の前や公園、広場など、建物の中だけでなく、ロマンチックな街並そのものも舞台になります。
特にロヴリイェナツ要塞で上演されるハムレットは、要塞そのものを舞台として活用する演出が高い評価を受け、1952 年の初演から現在に至るまで繰り返し上演され、地元の人、滞在客を問わず愛されています。
総督邸前などのオープンスペースにステージをしつらえ、屋外で行われる音楽会にも、ドゥブロヴニクならではの味わいが満載。
ビシッとスーツ、ドレスで決めた観客が特設の座席でゆったりと楽しむ横で、普段着の通行人が思わず立ち止まり、聞き惚れる。
音楽や芸術がこんなにも自然に、街の一部として存在する環境、世界の他の場所にどれだけあるでしょうか。
サマー・フェスティバル期間中以外でも、野外の音楽会などは比較的頻繁に行われますが、やはりこの時期は特別。
期間中にドゥブロヴニク付近においでの方は、チケットの有無を問わず、ぜひとも音楽会などのスケジュールをチェックし、この空気を味わってみてください。
また、このドゥブロヴニク・サマー・フェスティバルには、クロアチアを代表するアーティストはもちろん、世界中から名だたる音楽家、舞踊家、舞台芸術家が集まります。
これを目当てにドゥブロヴニクまで行く方も多いイベントなので、たまたま滞在した、という方は非常にラッキーです!
ドゥブロヴニク・サマー・フェスティバルのチケット
事前にチケットを入手したい場合は、公式サイトからのオンライン購入が便利です(※英語)。
もちろん、実際に様子を見てみてからチケットを買うかどうか決めたい場合は、市内のチケット売り場で購入することもできるのでご安心ください。
チケット売り場は、ピレ門から旧市街に入り、フランシスコ修道院、カフェ・フェスティバルの前を通り過ぎて一番最初の角を左折したとこにあります。
3 日有効、または 7 日有効のドゥブロヴニク・カードを見せると割引が受けられるので、該当のドゥブロヴニク・カードをお持ちの方はにご提示をお忘れなく。