クロアチアで現地 SIM カードを利用する方法

海外旅行中でも、スマートフォンをいつも通りに使えたらいいと思いませんか?

SIM カードロックのかかっていないスマートフォン、またはモバイルルータをお持ちであれば、プリペイドの SIM カードを購入して使うと断然便利でお得!この記事では、クロアチアでのプリペイド SIM カードの購入方法と使用方法をご紹介します。


iStock. by Getty Images ポートフォリオ:Mari_mjx
Instagram Profile:@marimjx


SIM カードとは?

まず、SIM(シム)カードとは、携帯端末に挿入し、アクティベートすることで、その携帯端末が通信事業者のネットワーク(音声通話 & モバイルデータ通信)に繋がれるようになる小さなカードです。
スマホを購入すると、日本の場合はその場でお店の方が挿入からアクティベーションまでお手伝いくださることもあり、自分で触ったことがない方ももしかしたらいるかもしれません。

さてこの SIM カードですが、携帯に挿しさえすれば、どんな携帯でも動くかというとそんなことはありません。
日本では、携帯事業者の店舗でスマホを買うと、通常はその事業者のネットワークにしか繋がれない、つまり、他社の SIM を挿しても使えない状態になっています。
これを、「SIM カードロックがかかった状態」と呼んだりします。

どの通信事業者の SIM を挿しても動くようにする方法は次の 2 通り。

  • そもそも SIM ロックフリー(ロックがかかっていない)携帯を購入する
  • 今使っている携帯事業者に連絡し、SIM ロックを解除してもらう

最近は、格安 SIM に乗り換えるため、SIM ロック解除をしたいという人も増えてきていますよね。

そしてこの、ロックがかかっていない携帯があると、海外旅行時には、現地で SIM を買って挿し替えれば、当然、現地のネットワークにつながるので、高額なローミング料金を心配することもなく、激安で、いつもどおり携帯を使うことができるようになるわけです。

筆者は、Apple のオンラインストアで SIM ロックのかかっていない iPhone を買って使っているので、この現地 SIM、けっこう利用しています。
海外に数日以上いる場合、現地 SIM を買ったほうがメリットが大きい場合がよくあるためです。


現地 SIM のメリット & デメリット

現地 SIM を使うメリットには、次のようなものがあります。

  • 安い(1000 〜 1500 円程度で 7 日 〜 30 日間使える)
  • 緊急事態が発生した時に、すぐに 112 に電話できる
  • 現地の電話番号が入手でき、現地の人との連絡が取りやすくなる

これに対し、現地 SIM を使うデメリットは次の通り。

  • 現地 SIM を使っている間は電話番号が変わってしまう
    • 日本から携帯、メッセージ着信しても受け取れない
  • SIM の挿し替えやアクティベーションなどの手間がかかる
  • 海外用レンタル Wi-Fi と違い、貸し出しや返却の手間がかからない

上記を考慮し、日本で借りて持ってこられる海外 Wi-Fi レンタルのお値段、内容を比較して、現地 SIM を使うべきか決めるとよいです。

検討すべきポイントは…

  • 全部で何日間ネットが必要なのか
  • その日数をカバーするのに、各プランいくらかかるのか
  • クロアチア国内のみか、それとも他の国にも行くのか
  • アクティベーションなどを一人でやれるか
  • 困った時に英語の説明書を見てどうにかできそうか
  • 日本の電話番号に連絡がくる可能性はあるか
  • クロアチア国内で、緊急連絡をする必要がでそうなアクティビティに参加する予定があるか

ちなみに、LINE、WhatsApp、Viber などの通信系アプリは、SIM を挿し替えて電話番号が一時的に変わっても、日本の電話番号のままで使用を続けることができます。
最近、国内は LINE、国外は WhatsApp でほとんど用事がすむため、筆者は電話番号が変わってもあまり困ることはないですね。

番号が変わって唯一困るのは、クレジットカードを海外で使用した際、不正利用を疑われて銀行から連絡がくる時、それに答えられないという状況。
ただ、これも、カードが通らなければ、カード会社のサイトにログインするとだいたい解決はできます。
焦りますけどね。


クロアチアで旅行者向け SIM カードを購入する

クロアチアには、いくつかメジャーな携帯通信事業者があり、それぞれから、プリペイドの旅行者向け SIM カードが提供されています。

この旅行者用 SIM カード、わりと気軽にそこら中で売っています。

買える場所は、空港や、街中のキオスク(TISAK など)、郵便局など。
空港の売店の人は慣れていますし、空港には無料 Wi-Fi があって、アクティベーションをその場でできるので、筆者はクロアチアに着いたら即 SIM を買うのがいつものパターン。

「Do you have SIM card?」と聞くと、だいたいそのまま旅行者向け SIM を出してくれるか、または「How many days?」など、日数をきかれることもあります。
日数を聞かれた場合、「3 days」だとか「20 days」だとか言えば、それをまかなえるもの、または手持ちの中でベストなものを出してくれます。


クロアチアの旅行者向け SIM カードの種類

2020 年現在、クロアチアの旅行者向け SIM カードは次の各社から、このようなものが出ています。

  • Hrvatsuki Telecom (T-mobile)
    • 85 クーナ
    • 7 日間有効
    • データ無制限(4G)
    • 電話、ショートメッセージなし
  • TELE 2
    • 60 クーナ
    • 30 日間有効
    • データ 10GB(4G)
    • 100 分相当の音声通話またはショートメッセージつき
  • A1
    • 80 クーナ
    • 7 日間有効
    • データ 20 GB(4G)
    • 100 分相当の音声通話またはショートメッセージつき

TELE 2 はお値段的、内容、日数的など、総合的にみて一番お得。
7 日以上クロアチアにいるなら、これ一択でいいくらいです。
難を言うと、ちょっと速度遅くなりがち…。
でも、そのくらいです。

7 日以下の滞在なら、データ容量を取るか(= Hrvatski Telecom)、音声通話とショートメッセージがあることを取るか(= A1)、という選択になりますね。
旅行中はスマホに集中する機会は減りますし、いざという時に緊急電話がかけられることを考えると、総合的には A1 がいいのかな、という印象です。


SIM カードの使い方

SIM カードは、紙のパッケージに入れられたプラスチックカードのようなものに、切り取り線付きで埋め込まれています。

これをプチプチっと外し、お使いの携帯の SIM トレイに入れていきます。
もちろん、SIM トレイには、日本で使っていた SIM カードが先に入っているので、これは取り外して、なくなさないよう大事にしまっておきます。

クロアチアの SIM カードを SIM トレイに置き、トレイをぐっと押し込んではめこんだら、携帯を普通に起動してみましょう。
この後は、パッケージに同梱された取扱説明書に記載されています。

4 桁のパスワードを入れろ、的なメッセージが出た場合、SIM カードがくっついていたプラスチックカードのどこかに、4 桁のパスワードが数セット分印刷されているはず。
このうち 1 つを入力すれば解除できます(たくさんあるのは、間違えすぎて使えなくなった時用の保険なので、間違えなければ使う必要なし)。

続いてアクティベーションですが、これは簡単なタイプだと、テキストメッセージが送られてきて、それに決まったアルファベットで返信(送られてくるメッセージに書いてある)すれば OK。
もうちょっと手間がかかるタイプだと、ウェブブラウザ(Safari や Chrome など)を開けて、そこでユーザ登録的なことをするものもあります。

いずれにしても、パッケージに同封された説明書に従えばできるので、空港から市内へ向かうバスを待つ間などにちゃちゃっと終わる感じです。