「クロアチアが好きでしょっちゅう行っている」と言うと、決まって聞かれることの一つが「え、クロアチア?クロアチアって何語しゃべるの?」というもの。 答えは…
…クロアチア語です!
でも、これだけではあまりにつまらないので、今回は、クロアチアの言葉についてご紹介します!
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公用語 = クロアチア語
クロアチアの公用語は、スラヴ系言語の一つであるクロアチア語です。
バルカン諸国、特に旧ユーゴスラヴィア連邦諸国は、それぞれクロアチア語、セルビア語、スロヴェニア語などを公用語としています。
しかし、実質、その違いは方言の差程度なので、お互い大体〜なんとなく理解しあうことができます。
もしかすると、日本の南の端と北の端のおじいちゃん、おばあちゃんが出会って会話するより、ずっとコミュニケーションとりやすいのではないかと。
大きく違う点としては、セルビアやモンテネグロなどでは日常的にキリル文字が使われるのに対し、クロアチア語、スロヴェニア語ではローマンアルファベット(英語のアルファベットとほぼ同じ)を使用する点が挙げられます。
ちなみに、発音は文字で書かれた通り、ローマ字的に見たまま読むので、それぞれのアルファベットがどんな音かを理解しさえすれば、意味はわからなくても、読むことだけはできるようになれちゃう!
なお、クロアチア語の中にも、大きく分けて次の 3 タイプの方言があります。
- カイカヴィアン(Kajkavian)
- 首都ザグレブを含む中央クロアチアで使用される
- チャカヴィアン(Čakavian)
- 主にイストラ半島で使用される
- シュトカヴィアン(Štokavian)
- ダルマチアとスラヴォニアの大部分で使用される
- 標準語のベースになっている

カイカヴィアン → 「カイ?」(ケイ?などもあり)
チャカヴィアン → 「チャ?」
シュトカヴィアン → 「シュト?」(シュタ?も多い)
ちなみに、ドゥブロヴニクのあるダルマチア地方では、イタリア語の影響を強く受けたボキャブラリもけっこうあります。
また、上記の 3 タイプの中でも、僻地にある村だったり島だったりの方言はかなり個性的。
別の地方から来た人には全く理解できない、なんてこともあるそうです。
英語もかなり使われています
クロアチアでは英語教育が盛ん。
また、子どもたちは小さい頃から英語のテレビ番組をたくさん見て育つそうで、若い人を中心に、皆さん非常に英語が上手です。
そのため、英語さえできれば、旅行時に困ることはほとんどないと言えます。
ちなみに、英語以外でも、学校で何語を教わったか、どんなテレビ番組(最近では Youtube なども含む)が好きか、どんな仕事についているかなど様々な要因で、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語などの多言語を話せる人もとても多いです。
羨ましい限り…。
ただ、実際のところとして、耳で覚えたので書くのは苦手、という方もそれなりにいます。
また、英語のボキャブラリがかなりシンプルだったり、ちょっと不自然だったり、文法が間違っていたりすることもけっこうあります。
どちらかというと読み書きや文法の方が得意で、話すのは苦手…という人が多い日本とは真逆ですね!

惚れてまうがな〜😍
クロアチア語会話シリーズ
クロアチアに来る観光客は、圧倒的大多数が、まったく、クロアチア語を話しません。
実際のところ、クロアチア語を少しでも話そうという意識すらないことが多いです。
そのため、クロアチア語をほんのちょこっとでも使うと、嬉しそうな顔になる人が結構います(もちろん、全員ではないです)。
せっかくなので、簡単な挨拶などを会話シリーズにすることにしました…。まだ下記 4 回しか書いていませんが、今後増やす予定です(たぶん…)。
ご興味あれば見てみてくださいね!