ドゥブロヴニク郊外のローカル路線バス: ドゥブロヴニク – ストン

ドゥブロヴニク郊外のローカル路線バス: ドゥブロヴニク – ストン

ドゥブロヴニクと近郊各都市を結ぶ路線バスは、市内の公共交通と同様、Libertas Dubrovnik(リベルタス・ドゥブロヴニク)によって運営されています。ドゥブロヴニク市外、西に向かう路線は、グルージュの長距離バスターミナルを起点・終点として、ザトン、トゥルステノ、マリストン、ストンなどの各都市とドゥブロヴニクをつないでいます。

ルート沿いに、日帰りで楽しめる素敵な場所がいっぱい。この記事では、そんなドゥブロヴニク西側の路線バスについてまとめます。


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ドゥブロヴニク郊外: 西側の見どころ

ドゥブロヴニクのあるドゥブロヴニク・ネレトヴァ州の大部分は、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ唯一のアドリア海沿岸の都市ネウムとの国境線で、クロアチアの他の部分と切り離されています。したがって、路線バスが行けるのは国境の手前まで。

とは言え、ネウムの沖には、ドゥブロヴニク・ネレトヴァ州のペリェシャツ半島が突き出して、いわばフタのようになっており、こちらには路線バスで行くことができます。

さて、ドゥブロヴニク市の西側にある、路線バスで行ける見どころには次のような場所があります。なお、ペリェシャツ半島の入り口、ストンまでの所要時間が約 1 時間弱です。

リイェカ・ドゥブロヴァチュカ
(Rijeka Dubrovačka)
陸路でドゥブロヴニクに入る際渡る入り江。
上にかかるのはフラニョ・トゥヂマン橋。入り江の奥には、世界で 4 番目に短い川、オンブラ(Ombla)があり、汽水域となっているため、珍しい魚なども多い。川と渓谷の眺めを楽しめるレストランやカフェなどがあり、ゆっくり過ごせる。
中世には、貴族の夏の屋敷があり、その名残か、現在もプール付きの豪華ヴィラなどが結構ある。
 トゥルステノ樹木園

(Arboretum Trsteno)
 ドゥブロヴニク市郊外にある樹木園。
15 世紀、地元の有力者によって作られた美しい庭園で、Game of Thrones のロケ地にもなった。海を挟んですぐ近くにエラフィティ諸島が見える絶景ポイント。
 スラノ
(Slano)
美しい入り江の奥にある小さな街。先史時代からの居住地であり、周囲にはローマ時代の遺跡なども。
一時期、ドゥブロヴニクの総督の拠点となったこともあり、古い教会も残っている。ヨットが停泊できる入り江があり、カンファレンスルームなども完備した大型ビーチリゾート、アドミラル・グランド・ホテルを始め、宿泊施設もそれなりの数存在。
 ストン&マリストン
(Ston & Mali Ston)
 ストンとマリストン(※「小さなストン」という意味)幅が狭く、細長いペリェシャツ半島(Pelješac Peninsula)の入り口、両脇を固める小さな街。
ヨーロッパで 2 番目に長い、山肌にへばりつくように作られた変形五角形のユニークな城壁でつながれている。ローマ時代から変わらない製法で作られる天日塩、ヨーロッパの食通の間でも知られる美味しい牡蠣、上述の城壁や要塞などがある。マリストンは非常に小さいが、ストンはそれなりの規模なので、歩きまわってもなかなか楽しい。
 ペリェシャツ・ワイン・ロード
(Pelješac Wine Road)
 ペリェシャツ半島はワイン、オリーブ、はちみつなどの産地として知られる。
半島の中心を通るハイウェイ沿いにも多くのワイナリーがあり、試飲や直販を行っているところも。路線バスは存在するが本数は少ない。
日帰りの観光には自家用車やドゥブロヴニクからのツアーなどを利用するほうが賢明。
 オレビチュ
(Orebič)
ペリェシャツ半島最大の街。海を挟んだ向かい側にはコルチュラ島の旧市街があり、フェリーで接続されている。

中世、ドゥブロヴニクが共和国として独立していた時代、共和国最大の商業港があった。

街の裏手にはペリェシャツ半島最高峰の聖イリヤ(Sveti Ilija)山がそびえ、海、山両方のアクティビティが楽しめる。
聖イリヤ山には野生のムフロンなども生息しており、ハンティングツアーなども行われている。

ストンの城壁

なお、路線バスだけでなく、フェリー、路線バス+フェリー、高速バスなども考慮にいれると、西側の見どころはぐっと増えます。エラフィティ諸島(フェリー)、ムリェト島(フェリー、または路線バス + フェリー)、コルチュラ島(フェリー、路線バス+フェリー、高速バス)など、日帰りや、1 泊 2 日程度の旅でかなり楽しめるので、興味がありそうなところがあればぜひ行ってみてください。
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コルチュラ島から見るペリエシャツ半島とオレビチュの街

路線バスルートと時刻表

ドゥブロヴニク西側のルートは下記のとおりです。「ドゥブロヴニク」というのはドゥブロヴニク港の長距離バスターミナルのこと。スラノまでは約 40 分、ストンまでは約 1 時間弱かかります。

番号 出発点 – 終点 備考
 12  ドゥブロヴニク – スラノ(Slano)  約 2 時間おきに運行。
35 番と路線の一部が重複している。
35 番の終点、ブルセチネを通過して更に先のスラノまで行く。
海岸沿いの路線。
 15  ドゥブロヴニク – ストン(Ston)  12 番、35 番と路線の一部が重複。
12 番、35 番の終点を通過してさらに先のストンまで行く。
運行は曜日によって 1 日に 1 〜 3 本。
日曜日以外なら、路線バスのみでドゥブロヴニクからの日帰り可能。
海岸沿いの路線。
 21 スヂュラヂ(Sđurađ)– シパンスカ・ルカ(Šipanska Luka)  12 番、15 番、35 番と路線の一部が重複。
12 番、15 番、35 番の終点を通過してさらに先のオレビチュまで行く。
運行は 1 日 1 本なので、路線バスでの日帰りは無理。
ペリェシャツ半島手前までは海岸沿い、ペリェシャツ半島に入ってからは山間の路線。
 21  ドゥブロヴニク – オレビチュ(Orebić)  12 番、15 番、35 番と路線の一部が重複。
12 番、15 番、35 番の終点を通過してさらに先のオレビチュまで行く。
運行は 1 日 1 本なので、路線バスでの日帰りは無理。
ペリェシャツ半島手前までは海岸沿い、ペリェシャツ半島に入ってからは山間の路線。
 22   ドゥブロヴニク – イモティツァ(Imotica)  ボスニア・ヘルツェゴヴィナとの国境近いイモティツァまでの便。
沿線には観光地は少ないが、公共交通機関はこの路線のみとなる小さな集落を多く経由する。
山間の路線。
 26  ドゥブロヴニク – マイコヴィ(Majkovi)  35 番の終点、ブルセチネの手前にあるオラシャツ(Orašac)で海岸を離れ、その先は山間の路線となる。
沿線には観光地は少ないが、公共交通機関はこの路線のみとなる小さな集落を多く経由する。
 28 モコシツァ(Mokošica)オソイニク(Osojnik)  市内路線 1 番で行けるモコシツァから山側の集落を結ぶ路線。
時間によってバス停の場所が違うので、もしバスを使うことがあれば、近所で確認することをおすすめします。
 35  ドゥブロヴニク – ブルセチネ(Brsečine) 12 番、15 番、35 番と路線が重複(このあたりまで比較的人口の多い街や集落が多いためと思われる)。

時刻表は、Libertas Dubrovnik のホームページ → Timetable → Suburban → West と進むと確認できます。
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マップ

各路線の終点をマップ上に置くとこのようになります。

料金については、バスターミナルから出発する場合はバスターミナルで行先を告げ、距離に応じた料金を支払ってチケットを購入します。途中からの利用の場合は、運転手さんに行く先を告げ、その地点から目的までの距離に応じた料金を支払う形になります。

なお、途中のバス停は、標識も何もなく、自力では全くわからない場合が結構あります。乗り込む時に運転手さんに声をかけ、目的地についたら教えてくれるよう頼んでおきましょう。
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