ドゥブロヴニクの近代ツーリズム発祥の地とも言われるインペリアル・ホテルを前身とする、由緒あるヒルトン・インペリアル・ドゥブロヴニク。2018 年 4 月、数ヶ月に及ぶリノベーションを終えてリニューアルオープンしました!
今回、早速宿泊してきましたので、改めて宿泊体験レビューをご紹介します。
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おすすめポイント
旧市街ピレ門のすぐ外に、金色の手すりが特徴的な印象的な建物があります。
これがヒルトン・インペリアル・ドゥブロヴニク。
ドゥブロヴニクにとって、ちょっと特別なホテルです。
ヒルトン・インペリアル・ドゥブロヴニクの前身はグランド・ホテル・インペリアル(Grand Hotel Imperial)。オープンは 1897 年に遡り、ドゥブロヴニクで最初に電気が通ったホテルでもあります。
ドゥブロヴニクの近代のツーリズムは、このホテルのオープンを持って幕を開けたと言われる、由緒正しいホテルなのです。
1990 年代のユーゴスラヴィア紛争(クロアチア独立戦争)時には、激しい爆撃を受けて炎上し、一度は閉鎖の憂き目にあったホテル・インペリアル。
しかし2001 年、新たにヒルトンの系列となり、ヒルトン・インペリアル・ドゥブロヴニクとして営業を開始しました。
その後 16 年を経て、2017 年よりリノベーションを開始。2018 年 4 月、お化粧直しを終わって、営業再開です!
宿泊体験レビュー
リノベーションにより、一番大きく変わったのが色調。これまでのオレンジ&黄色を中心とした暖色から、涼しげで落ち着いたスモーキーブルーに。
木目のアイテムはダークカラーになって、軽やかさと重厚感のほどよいバランスを生み出しています。
今回のお部屋は床もややアッシュ系のハードウッドで、部屋全体の色合いや質感がとても好ましい雰囲気でした。
レセプションのスタッフの皆さんや、お部屋まで案内いただいたマネージャーさんの対応も、いつも通り程よくフレンドリーで、こちらも快適でした。
浴室はあまり変化なし。アメニティもいつも通り Peter Thomas Roth の Mega-Rich。
シャンプーやコンディショナーは、日本人の髪にはあまり向かないかなー。
コシをつけてボリュームを出す方向性なので、日本的な髪質だとパサついた仕上がりになります。
水分が不足するので、巻いてもすぐ取れちゃう。
石鹸は香りもよくいい感じです。
今回のウェルカムスイーツ。顔合わせはリノベーション前と同じ。
カップに入ったチーズケーキ、ふわっと軽くて美味しかったです。
朝食も、写真を撮るのを忘れましたが、以前と同じでした。
最後に、リノベーションで地味に喜ばしかったのが、部屋のコンセントに USB アウトレットがついたこと。
こういう小さいところで何か足りない、というのは、全体の体験に与える影響が意外と大きいのです!
USB、今の時代はもう必須ですからね。
エグゼクティブ・ラウンジ
エグゼクティブ・ラウンジはこれまでの 4 階から地上階へ移動。
眺めのよいバルコニーがなくなってしまったのは少々残念。
規模も小さくなったので、お酒が出る時間になるとかなり一杯になります。
こちらもインテリアはスモーキーブルーを中心にまとまっていて、人がいない時間帯などは割と居心地良く過ごせます。
アクセス
ピレ門前のバスターミナルで、ピレ門に背を向け、右手、スルジ山側を歩きます。
一番端のバス停のところにある小さなカフェのオープンテラスを横断。
テーブルは出ていますが、ここを人が通ることはすでに前提となっているので、遠慮せずどうぞ。
突き当たりに手すりのついた短い階段がありますので、これを登ります。
すると、ベンチがいくつかある遊歩道のような場所にでるので、これをそのまま直進。突き当たりにある階段を上ると、ヒルトンの正面玄関に出ます。
なお、この遊歩道に登らず、普通に道路を通っていくことももちろんできます。
ですが、この部分、歩道がとにかく狭い。歩道上で人がすれ違うこともできず、どちらかは車道に降りないといけません。
その上交通量はそれなりにあり、しかも上り坂。
荷物があったり、お子さんがいたりすると大変なので、カフェ横断 → 遊歩道ルートがお勧めです。