クロアチアの食べ物:イチヂクのジャム(Džem od Smokve)

クロアチアの食べ物:イチヂクのジャム(Džem od Smokve)

クロアチアでは、イチヂクはとても身近なフルーツ。農産物として大々的に栽培されているわけではないのですが、民家の庭からその辺りの木立、オリーブ畑など、とにかくあちこちで見かけます。

今回は、そんなクロアチアのイチヂクと、日本でもそれなりに作れるイチヂクのジャムのレシピをご紹介。


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iStock. by Getty Images ポートフォリオ: marimjx
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Fig Tree
よくそのあたりで見かける緑のイチヂク Image credit: Alex Proimos via Flickr

クロアチアのイチヂク

クロアチアの人々にとって、イチヂクはとても身近なフルーツ。都会ならいざしらず、郊外や田舎では買うものというより、その辺でなっている果実をもいで食べるもの、というくらいの身近さです。もちろん市場にも並べられており、「家の庭で育てた」とか「うちのおばあちゃんが作った」とかそういったコメントが売り言葉によくくっついてきます。

クロアチアのイチヂクは種類もさまざまで、熟しても緑色のままのものや、熟すと紫を通り越して黒に近い濃い色になるもの、コロンと小さく丸いものから日本で馴染みのある楕円形に近いもの、果肉もピンクから深紅まで、非常にバラエティ豊か。外が緑、中がピンクでコロンと丸い小ぶりのものを特によく見かけるように思いますが、季節や地域によっても違いがあるようです。

生の果実が手に入るのは夏の終わりから秋にかけて。それ以外の季節は、市場もドライイチジク一色になります。よくあるのはふっくらと柔らかく仕上げたタイプで、食感は干し柿や干しアンズなどに似ています。日本でよく出回っているパッケージ入りのドライイチジクには硬い物が多いので、あれをイメージしていると驚いてしまうほど柔らかく、とても美味しいです。

なお、地元向けの市場でイチヂクを買う場合、想定を超える量が最低単位になっていることがしばしばあります。大型リースのような形に編み込まれた枝にドライイチジクがたくさんついているものなど、けっこうとてつもない量。小分けしておみやげにすると経済的かもしれませんね。中〜長期滞在する場合、ドライイチジクは小腹が減った時のおやつにピッタリなので、市場でたくさん買って、小分けしたものをバッグに入れておくといい感じ。

ドゥブロヴニクのグンドリッチ広場の市場など、観光客向けのアイテムが豊富に揃うところでは、お土産にちょうどいいくらいの量のパッケージもたくさんあります。パッケージは小さく、値段は割高ではありますが、これらも地元のおばあちゃんなどが手作りしたものを市場に持ってきて売っていることが多く、ちゃんと美味しいです。栄養価も高いし、美味しいし、ふっくらだし、地元の人の手作りだし、もう言うことなし。割高でも、おばあちゃんを応援する気持ちで買っちゃいます。

なお、年配の方は英語が苦手なことが多いので、最後の挨拶だけでも「Hvala」とクロアチア語を使ってあげると喜んでくれることが多いですよ。
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fresh fig jam
生イチヂクでつくったジャム Image Credit: gomagoti via Flickr

レシピ: 生イチヂクのジャム

【材料】

  • 熟したイチヂク: 1 kg くらい
  • 砂糖: 150 g くらい
  • レモン汁とレモンの皮: 1 個分(ドゥブロヴニク名産のビターオレンジを使っても美味しい)
  • シナモン: 適宜
  • ラム酒: 大さじ 2 杯ほど

【作り方】

  1. イチヂクをよく洗い、荒く刻む(小ぶりのものなら 4 つ割くらいでよい)
  2. 砂糖、レモン汁、レモンの皮と一緒にイチヂクを鍋に入れ、弱火でコトコト煮詰める
  3. とろみがついてきたら味を見ながらシナモンとラム酒を加える
  4. とろ火でボタッとするまで煮詰める
  5. 煮沸消毒した瓶に少し余裕をもたせた状態で詰め、冷ます。

なお、好みによって途中で一回日を止めてザルで濾し、種を取り除いても OK です。皮が気になる場合は皮をむいても OK。

家庭料理なので、おおらかに作ってみて、徐々に自分的ベストレシピを作り上げていくとよいでしょう。
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なんと Amazon でクロアチアのドライイチジクのジャムを売っていました。Amazon すごい…。これはたしか美味しいやつ。写真をクリックすると Amazon に飛びます

ドライイチジクのジャム

【材料】

  • ドライイチジク: 400 g
  • 水: 300 ml
  • ダークラム: 大さじ 2 程度
  • レモン汁: 大さじ 2 程度(ビターオレンジでも美味しい)
  • ブラウンシュガー: 大さじ 2
  • はちみつ: 適宜
  • シナモン: 適宜

【作り方】

  1. ドライイチジクのヘタ(ヘタというか軸なんでしょうか?枝についていた硬い部分)を切り落とし、全体を細かく刻む
  2. ドライイチジク、水、ダークラム、レモン汁、ブラウンシュガーを鍋に入れ、柔らかくなるまでとろ火にかける
  3. 一度火からおろし、ミキサーかフードプロセッサでなめらかになるまで撹拌する
  4. 鍋に戻し、シナモンとはちみつを加えて味をととのえる
  5. とろ火でボテッとするまで煮詰める(ドライイチジクのジャムは生イチヂクジャムよりもしっかり煮詰めるのが一般的)
  6. 煮沸消毒した瓶に少し余裕を持たせて詰め、冷ます

お好みですりおろししょうがをちょっと加えてもぴりっとひきしまって美味しいです。細かく砕いたくるみなどを混ぜるのもおすすめ。

こちらも要するに自分好みの味になればいいので、自分で作る時は好きな感じになるよう色々調整しながら作ってみてください。
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Image Credit: BockoPix via Flickr

イチヂクジャムの楽しみ方

ジャムというと、定番の楽しみ方はトーストに塗ったり、ヨーグルトに入れたり、紅茶に入れたりというところでしょうか。このイチヂクジャムも、もちろん、いずれの方法でも楽しめます。また、アイスクリームに添えたり、チーズケーキをつくる時に生地に混ぜたりするのもおすすめ。

ただ、それだけではもったいない。イチヂクジャム、ぜひ、チーズと一緒に食べてみてください!たまらんです。

また、塩気の強い肉などにもピッタリあうので、ちょっと邪道かもしれませんが、プロシュートやチェバピなどと一緒にいただくのもおすすめです。そういえば、やったことないですがフォアグラなんかも合いそう…。

ペリエシャツ半島産のアルコール度数高めの赤ワインとドライイチジクジャム、癖の強めのチーズが揃ったら、相当幸せな時間を過ごせます。美しいアドリア海の眺めを堪能しながら、これらをゆーっくりチビチビ楽しむ。他には何もなくても、じんわり心が満たされていくこと間違い無しです。
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