​ ドゥブロヴニク旅行の服装&持ち物

「何着て行こう?」「どんな靴が必要かな?」…これ、旅行準備で必ず出てくる重要ポイント。この記事では、ドゥブロヴニク近辺を旅行する際の服装、靴、バッグについてのおすすめをまとめます。

目次


iStock. by Getty Images ポートフォリオ: marimjx
Instagram – Be my Follower?: Instagram marimjx Instagram


ドゥブロヴニクの気候: 概要
ドゥブロヴニクは地中海性気候で、一年を通して比較的温暖。しかしはっきりとした四季があり、夏は日焼けや熱射病対策、冬は防寒対策は必要です。雪は、この地区最高峰のスニイェジュニツァ(Sniježnica、標高は覚えやすい 1,234 m)山頂付近を除き、まず降ることはありません。
average-temp

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
平均最低気温 6 6 8 11 14 18 21 21 18 14 10 8
平均最高気温 12 13 14 17 21 25 29 28 25 21 17 14
平均気温 9 10 11 14 18 22 25 25 22 18 14 11
平均降雨量 139 125 104 104 75 48 26 38 101 162 198 178

湿度は全般的に日本より低く過ごしやすいですが、日中と夜間の気温の差が大きくなりがち。

季節を問わず、急な気温の変化に対応できるよう、簡単に着脱でき、抱えたりたたんだりしてもシワになりにくいジャケット、さっと羽織れるストールやマフラーなどを持っておくとよいです。

雨の多い秋の終わり~春までは雨具を持参しましょう。濡れた石畳は、場所によってはスケートリンク並に滑るので、滑りにくいゴム底の靴も必須です。

なお、雨具については、ドゥブロヴニクではビニールの雨合羽、それとドゥブロヴニクの絵柄の入った、デザインの可愛いビニール傘が簡単に入手できます。天候に合わせて現地調達してもよいでしょう。
目次に戻る


強風が名物!?南風と北風

ダルマチア地方には、名物となっている 2 種類の風があります。それは、秋の終わりから春先にかけて、ユゴ(jugo)と呼ばれる湿った暖かい南風と、ブラ(bura)と呼ばれる冷たい北風。どちらも強風、時によっては暴風になります。

ユゴ、ブラが吹いている日は、ケーブルカーが運行停止になることがあります。ケーブルカー乗り場までせっせと登って行ってから動いていない…というのは残念。風が強い日は、先に観光案内所に立ち寄って運行状況を聞いてみるといいでしょう。

さて、南風ユゴは雨を連れてきます。そこで、肌寒い季節に、湿気のある生ぬるい強風が吹く日は要注意。雨具必須です。また、ユゴの雨は豪雨になることも多く、旧市街の階段が一時的に滝と化すことも。足元は非常に滑りやすくなるので、滑りにくいゴム底の靴で、濡れても変色したりしにくい靴は持っておきたいところ。

なお、ユゴは生ぬるく重く、どんよりするので、中世のドゥブロヴニク共和国では「ユゴの間は重要事項の決定はしない」という決まりがあったそうです。頭が冴えていないといい結論がでない、ということで。

ただ、写真好きな方は、ユゴと遭遇したらラッキーかもしれません。広い空、アドリア海をバックにドラマチックな雲と光が入り乱れる様は例えようもなく美しいです!どこを見てもシャッターチャンスだらけ。

北風ブラは反対に、キーンと冴え渡った冷たい風。乾燥していて、肌を刺すような怜悧な風です。頭も冴えて、よい意思決定はできそうですが、ブラの日はとにかく防寒対策をしっかりと!実際気温も低くなりますが、冷たい暴風で体感温度は一層下がります。

さて、寒さとセットでやってくるこの北風ブラ、実は美味しいプロシュートを作るのに欠かせない風でもあります。ダルマチアのプロシュートの旨味は、冬の間、ブラが吹き込む小屋で乾燥させないと生まれてこないそうです。

なお、ユゴ、ブラいずれも夏には吹きません。夏はカラッと晴れた晴天が続くので、雨具はなくてもまず心配なし。
目次に戻る


シーズン別アドバイス

シーズン 雨具 おすすめの服装
1 月 ~ 4 月前半 必須
  • セーター
  • 厚手のコートやダウンジャケット
  • マフラーやストール
4 月中旬 ~ 6 月中旬 必須ではないがあると安心
  • 10 ~ 15 度の気温に対応できるジャケットやコート
  • マフラーやストール
  • 20 ~ 25 度の気温に対応できる薄手のシャツ
  • 薄手~中くらいの厚さのジャケットやパーカー
  • 水着(5 月後半 ~ 10月は泳げる)
  • サングラス
6 月中旬 ~ 9 月後半 ほぼ不要
  • 15 度程度の気温に対応できる薄手のジャケット
  • ストール
  • 日本の夏と同様の服装
  • 水着(※旧市街内を水着でうろうろするのは禁止されています)
  • サングラス
9 月後半 ~ 10 月 必須ではないがあると安心
  • 10 ~ 15 度の気温に対応できるジャケットやコート
  • マフラーやストール
  • 20 ~ 25 度の気温に対応できる薄手のシャツ
  • 薄手~中くらいの厚さのジャケットやパーカー
  • 水着(5 月後半 ~ 10月は泳げる)
  • サングラス
11 月 ~ 12 月 必須
  • セーター
  • 厚手のコートやダウンジャケット
  • マフラーやストール

目次に戻る


靴について
ざっくりまとめると、持っておくと便利なのは次の通り。

予定している活動内容 用意する靴 備考
街歩き、市内の散策がメイン 靴底が滑りにくい靴 街歩きのみなら運動靴である必要なし
城壁ウォーク 靴底が滑りにくい靴
  • 歩きやすく、滑りにくいもの。運動靴だと楽
  • ストンの城壁、コトルの城壁は運動靴の方がよい
  • スルジ山に徒歩で挑戦
  • マウンテンバイクツアー参加
  • 未舗装の道の散歩、ハイキング、トレッキング
運動靴、トレッキングシューズ 本格的なトレッキングシューズの必要は基本的になし
おしゃれ/高級なレストランで食事 革靴、ヒールなどのきちんとした靴 靴底は滑りにくいものをチョイス
海で泳ぐ、ビーチで遊ぶ マリンシューズ、ぬげにくいビーチサンダル ビーチは基本的に小石。足つぼマッサージされると痛い方は何かはきましょう。岩場のウニよけにもなります

ドゥブロヴニクの旧市街はほぼ全面的に石畳。濡れている時は、子ども達がシューっとスケートのように滑って遊べるほど滑りやすいところも。また、中心のストラドゥン(プラツァ通り)付近を除いて、ほぼ全面的に階段だらけです。

したがって、ドゥブロヴニク旧市街内を歩き回る場合、歩きやすく、底が滑りにくい靴は必須。

ただ、もちろん、街歩きだけなら運動靴である必要はありません。ドゥブロヴニクはおしゃれを楽しむ人が多い場所なので(テイストはそれぞれですが)、ぜひ靴も服装に合わせて楽しんでください。
目次に戻る


バッグ、スーツケースについて

【普段持ちあるくバッグ】

ドゥブロヴニクは、近年では年間 200 万人近い観光客が訪れる一大観光都市でありながら、実体としては住民同士の結びつきの固い昔ながらの小さな街。迷子になった犬探しをローカルラジオで呼びかけて、住民が手分けして探してくれるような街、というとイメージしやすいでしょうか。ついこの間も、観光客が無くしたお財布探しの呼びかけがあり、ちゃんと出てきました。

何か変わったことがあると 3 代はネタにされる、と地元の人が言うとおり、いつもはいたってのんびりしていて治安がよいです。

そのため、普段持ち歩くバッグについても、ハイシーズン以外については、普段日本で使っているバッグをそのまま使って問題ありません。

ただ、ハイシーズン(7 〜 8 月)の間、特にクルーズ船が複数入港した日などは、旧市街内は大混雑になります。また、色々な土地から色々な人がやってきますので、スリなどの犯罪も起こりやすくなります。混んでいるお店で、お会計後についバッグを開けたまま、外に出ようと人混みをかき分ける…といったシーンが危ないようです。

ハイシーズンの日中に旧市街観光を予定している方は、念のため、ファスナーのついたバッグか、かぶせのあるバッグを選び、面倒でも毎回きちんとしめることを心がけると安心。また、手荷物から目を離さないようにするなど、常識の範囲内での警戒心を持つようにしましょう。

ただ、ひったくりは聞いたことがないので、斜めがけバッグを選ぶ必要はシーズン問わず特にないです。お好みでどうぞ。


【スーツケース】

旧市街付近に宿泊する場合、まず考えないといけないのは階段。しかも石畳で不揃いの階段です。

ドゥブロヴニクは、ストラドゥン(プラツァ通り)を中心に南北にせりあがるような地形になっています。平らなのはストラドゥン(プラツァ通り)からオド・プチャ通り(Ulica od Puča)あたりまでのごく限られた地域のみ。そこから離れるほど階段が多くなります。また、運良くストラドゥン(プラツァ通り)付近の宿を取れた場合も、屋内の階段がけっこうきつかったり。

ご自分の宿の場所を確認し、ストラドゥン(プラツァ通り)から南北に離れている場合は、階段はあるものと考えて、自力で階段を超えて運んでいけるサイズ、重量を選びましょう。

また、空港までシャトルバスで移動する場合、バス停は旧市街外のケーブルカー乗り場のところです。これもかなりの登りですので、ここも計算にいれておきましょう。

なお、旧市街外のホテルについては、基本的に車でそのまま乗り入れられるので、スーツケースはどんなものでも大丈夫。ソベ、アパルトマンを始めとする民泊物件は、旧市街外でもかなりの階段を登る必要があることが多いです。

心配な場合は、事前に「Should I expect lots of stairs to get to your property?(階段はたくさんありますか?)」などと宿に質問し、確認してみるといいでしょう。
目次に戻る


「現地に溶け込む」服装?

よく、「狙われないために、現地にとけこむ服装を」といったアドバイスを目にすることがありますが、ドゥブロヴニク(だけでなく、クロアチア全域、およびバルカン半島全体)には、そもそも日本人、ないしはアジア人の住人はほとんどいません。つまり、どんな格好でも目立ちます。

さらに、「日本人はお金持ち」だと思われていた時代はもう過去のものですし、スリなどは隙のある人がターゲットになるもので、特定の国籍の人がターゲットになるわけではありません。ですので、日本人に見えない(と本人が思う)格好をする意味はないです。

幸い、ドゥブロヴニクは、個人も団体も、世界中から観光客が来る街。訪れる人は千差万別、思い思いの格好をしています。地元の人も慣れていて、相当かわった格好であれば注目はしますが、特に気にすることもないです。お好きな格好で楽しんでください。

ただ、現地にできるだけ溶け込みたい、または現地で素敵だと思われたいというお気持ちがある方は、クラシック、上品でシンプルな装いを心がけるとよいでしょう。また、いかにも「全部新品です!」という雰囲気はこなれない感じがあって不自然なので、着慣れて馴染んだものをお選びになるとなおよいかと。

ドゥブロヴニクの住民は経済的に余裕がある人が多く、文化的にも見栄っ張りなところがあり、おしゃれ大好きな人も多いです。夜、総督邸前でコンサートがある時など、スーツにドレスでビシッと決めたカップルがたくさん集まってきて、とても格好よいものです。

全般的に、男性は男性らしく、女性は女性らしい、わかりやすい服装がよしとされる傾向が強いです。オラついた格好やかわいい系の格好はあまり受けがよくありません。大人っぽい格好がよろしいかと。

また、体型カバーのための重ね着は、日本人以外には寝間着のように見えるようですので、おすすめしません。堂々としていればどんな体型でも美しいので、カバーする必要もないかと。

また、華美、派手は「おしゃれ」ではなく「派手」という印象にしかならないので、全体を上品にまとめ、どこかでポイントをきかせるようなおしゃれの方がよいでしょう。

ざっくりいうと、イタリアで受けそうな格好はドゥブロヴニクでも受けます。日本でいうと、銀座でおしゃれな人はドゥブロヴニクでもおしゃれだと思われるのではないかと。

これはドゥブロヴニクに限りませんが、押し出しが良いとやはりサービスが良くなったりもするので、場面に応じてしっかりした格好をするのがおすすめです。せっかくのヨーロッパ、しかも治安のよいヨーロッパの古都市ですので、TPO に合わせていろいろと楽しんでみてくださいね。
目次に戻る

Leave a Reply

Copyrighted Image