歴史好きにおすすめ: コナヴレでの遺跡めぐり

歴史好きにおすすめ: コナヴレでの遺跡めぐり

ドゥブロヴニク近郊の都市、ツァヴタットとその周辺地域は、非常に古くから人が住んでいた地域。遡ると実に旧石器時代から!そのため、今でもたくさんの遺跡があちこちに残っています。

そのうちの多くは現在のところ全く観光地化されておらず、普通の観光客が行かないような、時に忘れ去られたレアでリアルな遺跡のまま。歴史に興味のある方は、ヨーロッパ有数の観光地、ドゥブロヴニク訪問ついでに、こういった遺跡まで足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。


目次


iStock. by Getty Images ポートフォリオ: marimjx
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コナヴレ地区の主な遺跡

コナヴレで一番古い遺跡と言えるのは、旧石器時代の住居跡。

このあたりはカルスト台地なので、地下に洞窟がいくつも存在します。このうちいくつかには、旧石器時代の住居跡があり、整備されて一般公開されているところもあります。代表例は、なんとドゥブロヴニク空港の真下。こちらは、住居跡だけでなく、コナヴレのワイン関係の展示もあります。

時代はずっと進んだギリシャ時代、ツァヴタットにはイリュリア人の居住地がありました。そしてローマ時代には現在のドゥブロヴニクに匹敵する、4 万人以上が生活する大都市に。また、さらに後の時代にはドゥブロヴニク共和国の版図に入ったり、オーストリア・ハンガリー帝国に組み入れられたりという複雑な歴史が、この地に各年代の遺跡を残すことになりました。

ツァヴタット周辺、コナヴレ郡内で見ることのできる代表的な遺跡には、次のようなものがあります。

時代 遺跡 場所
青銅器〜鉄器時代 イリュリアの石組(Ilirske gomile ) ミクリチ(Mikuliči)
古代ローマ時代 ミトラ教祭祀場跡(Mitrej) モチチ(Močići)
11 〜 12 世紀 聖ディミトリウス教会(Crkva Sv. Dimitrija) ガブリリ(Gabrili)
14 〜 15 世紀頃 暮石群(Stećci) ブロトニツェ(Brotnice)
14 〜 15 世紀頃(※ただし要塞の基礎ができたのはギリシャ時代) 鷹の要塞(Tvrđava Sokol / Sokol Grad) ドゥブラヴカ(Dubravka)
19 〜 20 世紀 ハプスブルグ帝国の鉄道跡 ミハニチ(Mihanići)

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遺跡へのアクセスについて

上記の遺跡は、いずれも路線バスで近くまで行き、徒歩でアクセスすることが可能。ただ、バスの本数が非常に少なく不便な上、観光地化されていないため探しづらい。

自力で遺跡をめぐる場合は、ツァヴタットの観光案内所に立ち寄り、地図をもらって、遺跡への行き方を確認しましょう。なお、バス+徒歩ではなく、自転車やスクーター、車をレンタルすれば、アクセスはずっと気軽になります。

なお、ドゥブロヴニクまたはツァヴタット発のハイキング、もしくはマウンテンバイクツアーで、上記いくつかを回れるものもあります。

こういったツアーでは、多くの場合、車で見どころ付近の村まで移動し、見どころを徒歩またはマウンテンバイクで回ります。これは道に迷う心配もないですし、説明もしてもらえますし、効率もよいので、筆者としてはもっともおすすめ。

ツアーの料金はだいたい 1500 円 〜 4000 円前後くらい。シーズンや参加人数、内容によって異なります。現地ツアーは、現地ツアー業者に直接申し込み、現地で当日払いするタイプがお得。同じツアーでも、オンラインでの申し込みの半額くらいになることもあります。

こういったアウトドア系のツアーは、ツアー催行人数に満たなかったり、天候が悪かったりするとキャンセルになることも多いので、当日現金払いの方が安心できる、というのも利点の一つです。

観光地として整えられたものではなく、自分の足を使い、人気のない遺跡を見に出かける。何の飾りもなくそこにある遺跡と、周りの自然を見て歴史を感じる。

「観光旅行」ではなく、「旅」をしている感じというか、「お客さんとして見る」のではなく「体験して自分の一部にする」感じというか。そんな旅をしてみたい方には、「ツァヴタット&コナヴレの遺跡探検」、非常におすすめです。
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